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【評価A】アニメ『ゴブリンスレイヤー』の感想・レビュー|邪道系だけど面白いダークファンタジー

2018年にTVアニメ化、劇場版も製作された『ゴブリンスレイヤー』。

すでにアニメ2期の制作も決まっている人気作です。

今回はダークファンタジーアニメの中では、ほぼ必ずといっても上位にランクインしている『ゴブリンスレイヤー』の感想とレビューを紹介します。

率直な感想としては、エグいけど面白い作品でした。

過激な描写が当たり前のようにありますが、ダークファンタジーの世界の真髄を味わえる魅力が溢れた作品です。

2期が制作されるのも納得しました。

ただし、グロ描写・エロ描写が多く含まれているので、万人受けするアニメではありません。

総合的に判断すると【評価A】です。

ダークファンタジーが好きな方は必見のアニメです。

『ゴブリンスレイヤー』とは

原作タイトルゴブリンスレイヤー
著者・イラスト蝸牛くも・神奈月昇
アニメ制作WHITE FOX
アニメ話数全13話
映画ゴブリンスレイヤー -GOBLIN’S CROWN-
公式http://www.goblinslayer.jp/

『ゴブリンスレイヤー』は蝸牛くも先生によるライトノベルが原作です。

web掲載されていた作品ではありますが、2ちゃんねるのスレッドで投稿されていたという極めて異色の作品です。

『ゴブリンスレイヤー』は富士見ファンタジア大賞に投稿されて三次選考で落選しています。

ソフト

落選した作品が他の出版社から発売されて大ヒット。何がファンに受けるかわからないってことだし夢があるね!

ペロフネ

代表作を挙げると『進撃の巨人』もそうだね。初刊の重版が初日に決まったのもあって、カルト的な人気ではないという証明にもなりました。

2018年のTVアニメ化、劇場版の制作、TVアニメ2期の決定されていて、映像化も大成功しています。

『ゴブリンスレイヤー』のあらすじ

辺境のギルドには、ゴブリン討伐だけで銀等級(序列三位)にまで上り詰めた稀有な存在がいるという……。冒険者になって、はじめて組んだパーティがピンチとなった女神官。それを助けた者こそ、ゴブリンスレイヤーと呼ばれる男だった。彼は手段を選ばず、手間を惜しまずゴブリンだけを退治していく。そんな彼に振り回される女神官、感謝する受付嬢、彼を待つ幼馴染の牛飼娘。そんな、彼の噂を聞き、森人(エルフ)の少女が依頼に現れた――。

『ゴブリンスレイヤー』はゴブリンのみを狩る冒険者・ゴブリンスレイヤーの活躍をメインに描かれています。

ゴブリン(小鬼)はモンスターの中でも最下級に位置し、新米冒険者からも低く見られる存在。

しかし、ゴブリンは群れをなして、巧妙な手口で人間を襲う恐ろしいモンスターでもあります。

第1話ではゴブリンの残忍非道な行為に本気で引くレベルでした。

そんなゴブリンに異常なまでの恨みを抱いたゴブリンスレイヤーが、淡々とゴブリンを倒していくというのがメインです。

ファンタジーといえば多種多様なモンスターや敵と戦うのが当たり前ですが、その概念を取っ払っています。

あらすじだけ見て「ゴブリンとしか戦わないならつまらないのでは?」と思う方も多いはず(自分がそうでした)。

ゴブリンをあの手この手で淡々と倒していくストーリーが非常に面白い作品です。

ソフト

見たときの衝撃はハンパなかった。こんなアニメ見たことありませんでしたから。

ペロフネ

ファンタジー作品の中でも敵に特化していますね。

『ゴブリンスレイヤー』は登場キャラに特徴あり

『ゴブリンスレイヤー』に登場するキャラには他の作品では見ない特徴があります。

それは登場するキャラに名前がないことです。

ゴブリン狩りを専門とする主人公の名前は「ゴブリンスレイヤー」。

新米冒険者でゴブリンスレイヤーと行動を共にするヒロインは「女神官」。

主にキャラの職業・肩書きで呼ばれることになります。

ソフト

キャラ名の命ともいうべき名前が抽象的ってかなり斬新

ペロフネ

1話のエンドロールのクレジット見て驚きましたからね。

『ゴブリンスレイヤー』の感想・レビュー

ここからは『ゴブリンスレイヤー』の感想・レビューを中心に作品の見どころを紹介していきます。

衝撃を受けた第1話

これまでに600作品以上のアニメを見ていますが、『ゴブリンスレイヤー』の第1話は強烈な衝撃を受けました。

というのも第1話だけで『ゴブリンスレイヤー』で描かれる残忍・非道なもの凝縮されていたからです。

モンスターの中でも最下位のゴブリンを討伐しに行く新人冒険者。

最初は威勢よくゴブリンが巣食う洞窟に入っていきますが、ゴブリンたちによる罠に陥って一人また一人とやられていきます。

魔法使いの女は自分のプライドをゴブリンにズタボロにされ、猛毒によって苦しみながら死にます。

戦士の男は武器を失って、ゴブリンに滅多打ち、酷い死に方をします。

武闘家の女はゴブリンに服を剥ぎ取られ、全てを奪われてしまいます。

残虐非道な行為を、そのまま描いているので「うっ」っと引いてしまう方も多そうですが、これが『ゴブリンスレイヤー』の魅力。

なんとか危険な状況から生き残った女神官は、ゴブリン退治に来たゴブリンスレイヤーと共にゴブリンたちを全て討伐します。

女神官が体験したゴブリン討伐は、死線を1歩も2歩も超えたものになっていて、手に汗握る見ごたえのある衝撃的な回となっていました。

第1話のラストが物語ってます。

「わたしにはよくわからない、あのような人の一生を破壊してしまう時間が本当によくあることなのか」

生き残った女神官はわからないからこそ、冒険を続けていきます。

ゴブリンスレイヤーがゴブリンにこだわる理由が切ない

ゴブリン狩り専門のゴブリンスレイヤー。

周囲の冒険者からは「雑魚専門」「強いモンスターとやらないチキン」などとも呼ばれています。

そんな悪評があることを全く気にしないゴブリンスレイヤーです。

なぜゴブリンスレイヤーがゴブリンにこだわるのか、その理由はわかります。

ゴブリンスレイヤーの過去が明らかになると、より『ゴブリンスレイヤー』が面白くなってきます。

ソフト

ゴブリンに対して全く油断してないのも、関係があるんだよね。

ペロフネ

過去にいろいろある主人公の作品って多いけど、『ゴブリンスレイヤー』は特に過去が暗い作品です。

無口で無愛想、孤独な主人公がほっとけなくて、手を差し伸べる冒険者たちも登場するのもいいですね。

派手な必殺技などがなくても興奮する戦闘シーン

『ゴブリンスレイヤー』はゴブリンたちとの激しい戦闘シーンが描かれています。

注目するべきところは、派手な必殺技がほとんどなくても興奮する戦闘シーンが多いところです。

第1話での戦闘はゴブリンスレイヤーがゴブリンを自分の剣技と経験から淡々と倒していきます。

第2話以降はゴブリンの倒し方が徐々に変わっていきます。

1番派手なので、転移魔法を使って水圧で八つ裂きにするというものでした。

剣や魔法で戦いますが、肉弾戦や頭脳戦でゴブリンを倒していくというのが面白い作品となっています。

ソフト

ファンタジー作品とは戦闘の臨場感が楽しめて興奮する!

ペロフネ

張り詰めた緊張感の作り方が非常に上手い。見終わった後のいい意味で心の消耗がすごいです。

まとめ|アニメ『ゴブリンスレイヤー』の感想・レビュー・動画配信サブスク

今回はアニメ『ゴブリンスレイヤー』の感想・レビューを紹介していきました。

全12話を通して描かれた残酷極まりない世界観にハマルと、より楽しめる作品となっていました。

その一方で、グロ系・暗い系のストーリーが苦手な方には、オススメしません。

ダークファンタジーが好き、王道系の面白さとは離れた作品が見たい方は、絶対に楽しめる作品となっています。

最後に、『ゴブリンスレイヤー』を楽しめる動画配信サービスをまとめました。

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